当サイトは、トルコ8日間の旅の記録を写真をメインにして綴った旅行記です。
トルコに興味のある方、トルコに行こうと思っている方は参考にしてみてください。
写真を見て「トルコに行ってみたくなった!」と思っていただければ幸いですo(^^)o
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Photo By CANON EOS KISS DIGITAL X + CANON IXY DIGITAL 900IS


トルコ共和国、通称トルコは世界で唯一アジアとヨーロッパの2つの州ををまたがる国で、英語で「turkey」(ターキー)、トルコ語で「turkiye」(トゥルキエ)と呼びます。トルシエじゃありませんよ、間違えないで下さいね(←誰も間違えないっつのw)。

トルコの首都
トルコの地理
トルコの気候
トルコの宗教
トルコの通貨
トルコと日本の関係


■トルコの首都

トルコの首都は、アンカラ(400万人)。トルコ最大の都市がイスタンブール(1400万人)です。第3位がイズミールで338万人。トルコの総人口は約7320万人(2007年3月現在)。公用語はトルコ語です。緯度は北緯41度で青森県とほぼ同じ。面積は77.9万平方キロメートルで日本の約2倍の国土を有してます(世界36位)。

 

■トルコの地理

日本の約2倍の国土を有するトルコは、その97%が黒海と地中海に突き出すアジア西端の巨大なアナトリア半島にあります。残りの3%は、ヨーロッパ大陸のバルカン半島の東端トラキア地方にあり、お隣の国はギリシャとブルガリアです。

日本との時差は7時間です。日本が午後12時の時、トルコでは午前5時にあたります。

トルコの地理は大きく7つのエリアに分けられ、イスタンブールを中心とするマルマラ海地方、西のエーゲ海地方、北の黒海地方、南の地中海地方、内陸の中央アナトリア地方、山地が多い東アナトリア地方、さらにイラクとシリアと国境を接する南東アナトリア地方に分けられています。今回、僕が行った地方は、中央のアナトリア地方と地中海地方、そしてマルマラ海地方のみです。トルコ全土をくまなく周遊するにはかなりの日数を要することになるでしょう。

上図は、今回のトルコ旅行で行った場所です。トルコの外周部だけ回っており、中央周辺は全く行っていないことになります。また、東トルコには全く訪れておらず、まさに上辺だけをなぞった旅行になってしまっています。上の地図上では、カッパドキアがトルコの東端に見えるかもしれませんが、実際にはトルコのちょうど中央部分にあたります。トルコって広いなぁ。

 

■トルコの気候

トルコの気候とひとくちに言っても、地中海に面した地域と東部の山岳地域とでは大きく異なります。季節による特徴もあるので、自分の訪れる季節、コースを念頭に入れて服装の準備をするようにしてください。

夏は各地ともかなり暑くなり、黒海周辺を除いて乾燥した状態になります。直射日光対策をして、水分蒸発に適した綿のシャツなどを着るようにしたほうがいいでしょう。朝晩は、涼しくなるのでカーディガンや薄手のジャケットも忘れずに。

冬は、地中海に面した地域は概して温暖ですが、イスタンブールではかなり寒くなり、東京と同じぐらいの気温になります。内陸部では、雪が降る事も多いので、アンカラやカッパドキアに行くなら防寒対策は必須。僕が3月にカッパドキアに行った時も雪が降りました。しかし、寒いといっても耐えられないような寒さではなかったので必要以上に厚着をする必要はないかなと思いました。寒さには個人差もあるので、寒がりな人は厚着をしていったほうがベターです。

イスタンブール 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温 10 11 12 15 19 26 29 29 22 21 19 12
最低気温 3 0 3 9 14 19 21 21 17 12 8 3
降水量 100 75 70 45 31 21 21 35 50 62 85 115

アンカラ 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温 9 9 11 16 21 26 29 29 25 21 15 11
最低気温 3 2 3 7 12 16 18 20 16 12 8 5
降水量 46 39 39 44 55 37 13 9 23 24 27 47

東京 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温 6.6 8.4 10.3 15.9 20.7 24.4 27.8 28.9 25.3 19.6 14.8 10.2
最低気温 0.6 1.6 4.8 10.6 15.1 18.3 21.8 22.2 19.3 13.4 7.5 3.3
降水量 45.1 60.4 99.5 125.0 138.0 185.2 126.1 147.5 179.8 164.1 89.1 45.7

 

■トルコの宗教

トルコでは99% の人がイスラム教(スンニー派)です。トルコ建設の父、アタチュルクの近代化政策によって政教分離され、宗教の自由が認められています。イスラム教国とはいえ、戒律は比較的ゆるく、服装は自由な格好をしている若者が多いです。特に、イスタンブールでは若者を中心として欧米のファッションを取り入れ、お洒落を楽しむ人が多く、露出度もヨーロッパにひけをとりません。

街中では、スカーフで髪を覆い、長いスカートを履くというイスラムの伝統を守りつづけている女性はとても少ないです。年輩の女性になると、スカーフをまとい、長いスカートを履いている女性が多く見られます。

モスクでは1日5回の祈りが捧げられ、豚肉を食べないなどの宗教上の規律は守られています(主に羊肉を食べます)。ただし、他のイスラム教国と異なり、飲酒をする人が多いです(イスラム教では飲酒が禁じられています)。宗教施設付近での飲酒は禁じられているものの、街のほとんどのレストランやカフェではお酒を飲む事ができます。

イスラム教の国々では一夫多妻制が認められていますが、トルコでは1923年の共和国樹立の3年後、1926年に一夫一婦制の法律が制定されました。これもアタチュルクさんのおかげですね。ただし、男性が働き、女性が家を守るべきという考えは今でも根強く残っており、女性が働いている姿を見かけることはほとんどありませんでした。

 

■トルコの通貨

トルコの通貨は、2005年1月のデノミ(通貨の切り下げ)実施に伴い、新紙幣が発行されました。新トルコリラ(単位はYTL)は、100リラ、50リラ、20リラ、10リラ、1リラの6種類。

コインも6種類あり、1リラ(1YTL)、50クルシュ(YKr)、25クルシュ、10クルシュ、5クルシュ、1クルシュ。5クルシュと1クルシュは流通量が少なく、あまり見かけることがないそうです。

リラ札の人物は、アタチュルクさんの写真になっています。因みに、僕がトルコに行った当時(2007年3月現在)は、
1リラ=85円でした。

なお、新トルコリラがでる前の旧紙幣では、100万リラが1リラだったので日本人はお金持ちの気分になれたそうです(笑)。10リラのものを買ったら1000万リラってことですからね(^^;)。旧紙幣は、2005年末までは利用できましたが現在は使用できません。

 

 

■日本とトルコの関係

トルコは世界で最も親日的な国のひとつです。トルコの近代化を成し遂げたアタチュルクが、日本の明治維新を研究して「日本に学べ」をスローガンにしたのは有名な話。また、トルコと敵対していたロシアを、日露戦争で日本が破った事もその一因になっています。あるトルコ人によれば、「トルコ人と日本人の祖先は中央アジアの同じ民族で、西へ行ったのがトルコ人、東へ行ったのが日本人。だから我々は兄弟だ」と言ったそうです。

そして、忘れてはいけないのがエルトゥール号遭難事件。詳細に関してはインターネットを検索すればすぐにでてくるので触れませんが、要するに1890年にトルコ人の乗った船が遭難し、それを助けた和歌山県の農民が自分達の食べるものも我慢してまでトルコ人を介護したのをトルコ人は覚えていて、その恩返しとして、時代は下ってイラン・イラク戦争で空爆が激しくなる只中、テヘランに残された日本人を救ったのは日本政府ではなくトルコ人だったというお話。

詳しく知りたい方は、Yahoo!Japanにて「和歌山県の南端に大島という島があります。」と検索をかけてみてください。たくさん出てくると思います。とても感動するお話です。

現在、トルコに住んでいるのはトルコ人が80%、その他、ギリシャ人、アラブ人、クルド人など多くの少数民族がいます。トルコ人気質としてよく知られているのが、家族思いで人懐っこいこと。旅行者には笑顔で接し、特に日本人に対してはとても友好的に接してくれます。「うそこけ!」と思ったそこのあなた、騙されたと思って一度トルコに行ってみて下さい。本当にそう感じますから。そして、トルコから帰ってきたらトルコ人が大好きになっているはずです。